ケトコナゾールがもたらす効果

ケトコナゾールは、真菌に効果のある薬として使われてきましたが、男性の薄毛(AGA)にも効果があるので、薄毛対策のシャンプーに配合されて使われています。
まず、ケトコナゾールの発毛作用としては、AGAの直接の原因であるジヒドロテストステロンが、プロゲステロン→アンドロステンジオン→テストステロン→ジヒドロテストステロンと変換してつくられています。
AGAの治療薬フェナステリドは、テストステロンがジヒドロテストステロンに変化するのを抑える物質ですが、このケトコナゾールは、
プロゲステロンがアンドロステンジオンに変化するのを抑えます。
その結果ジヒドロテストステロンの産生が抑えられるので、AGAに効果があるのです。
さらに、ケトコナゾールには、毛包から皮脂の分泌を抑える作用があります。
皮脂の分泌量が増えれば毛髪は細くなりますので、皮脂の分泌を抑えることにより、成長期の毛髪を太くする事が出来ます。
この発毛作用と皮脂抑制作用により、ケトコナゾールには、フェナステリドやミノキシジルの劣らない発毛作用がある事が分かってきました。
それぞれの薬品で発毛を促す点が違いますので、2%ミノキシジル外用と2%ケトコナゾールシャンプーの使用は同じ効果があるとか、フェナステリド単独やミノキシジル単独より、フェナステリドプラス+2%ケトコナゾールシャンプーの方が治療効果は上という論文も発表されています。
フェナステリド単独でAGAを押さえこめている人はいいのですが、それでも効果がもう一つという人は併用するのもいい方法の一つです。
ただ、ケトコナゾール配合シャンプーは、一般には市販されてなくて、病院で処方してもらうか、個人輸入をしないと手にいれることができません。
また、使い方が普通のシャンプーと違いますので、説明書をしっかり読んでから使用すべきです。